2.6ヶ月の年末一時金回答。修正利益計画には疑問があります。団交を継続し会社の説明を受けます。

11月8日(火)、以下のとおり年末一時金回答がありました。

【年末一時金回答】

・正社員、嘱託員(契約社員)

(基本給+地域手当+家族手当)×2.6ヶ月

 ただし、60歳以上の嘱託員、再雇用者は個別契約所に基づく

・パートタイマ

(対象期間6ヶ月の平均勤務時間×時給+家族手当)×1.45ヶ月

<回答理由の要旨>

①上半期の売り上げは予算未達成。

②年間予算を下方修正した(修正利益計画)。

③しかし、何としても黒字を達成するために、全従業員の奮闘を期待して精一杯の回答をし

 た。

【修正利益計画に関するJMIU支部の質問要旨】

この数年間、「修正利益計画」と「実際の決算」には大きな乖離が発生しています(ブログ「年末一時金として3.3ヶ月を要求します」を参照してください)。今回の修正利益計画についても、以下の疑問があります。

①在庫増減(棚卸差額)をゼロと計画してあります。

 在庫増減はこれまでほとんどプラスだったはずで、少なくともこの数年間はプラスが続い

 ています。今年度も中間決算では既に在庫増減がプラスになっています。

 在庫増減がプラスになれば利益は増えます。最終的な決算では、在庫増減がプラスになっ

 て利益はもっと大きくなるのではないか?

②材料比率が、昨年の実績より高めに設定してあります。

 材料比率が1%下がれば、相当な金額が利益に加算されます。

③総原価(材料費を除く費用)のうち、労務費を除く費用(外注加工費、物品費など)が昨

 年度より増える計画になっています。

 昨年度より生産高が少なくなる計画なのに、なぜ労務費を除く費用が増えると見込まれる

 のか? 普通なら費用は減るはずです。

④したがって、「実際の決算」では利益はもっと大きくなる可能性が高いのではないか?

次回の団交は11月16日(水)に開催します。団交では、これらの疑問に対する会社の説明を受けます。

また、秋季闘争も継続し、「一時金を除く労務費が増加していない理由の開示」、「有給休暇の取得状況の課単位の開示」などについて協議を行います。