JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)結成。

1月31日(日)、全日本金属情報機器労働組合(JMIU)と通信産業労働組合(TCWU)が組織統一を行い、JMITU(正式名称)を結成しました(日本語表記:日本金属製造情報通信労働組合)。

なお、東京測器研究所支部は、支部規約の名称変更をまだ行っていません。したがって、それまでの間は全日本金属情報機器労働組合(JMIU)東京測器研究所支部の名称のままで文書を発行します。 

【J M I T U 結 成 宣 言】

 本日、全日本金属情報機器労働組合(JMIU)と通信産業労働組合(TCWU)は組織統一をおこない、JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)を結成しました。

 いま日本社会は歴史的な岐路に立っています。昨年9月19日、安倍政権によって立憲主義、民主主義、平和主義を踏みにじり、国民の平和的生存権を脅かす「戦争法」が強行されました。しかし、強行直後から「戦争法廃止」をめざす大きなたたかいが高揚を始めており、今こそ労働組合運動として日本の平和をまもる大切な役割を果たすことが求められています。 

 また、労働者のくらしと雇用を破壊する労働法制改悪が連続し、昨年は「労働者派遣法改悪」が強行され、ことしは「残業代ゼロ、過労死激増」をもたらす労働時間法制改悪とのたたかいが焦眉の課題となっています。さらに「解雇自由化」に直結する「解雇の金銭解決制度」まで企てられ、労働組合運動は「安倍雇用破壊」阻止の重大課題に直面しています。これらのたたかいの結果が、労働者・国民のくらしと雇用、平和の行方を決める重要な転換点になることは明らかです。労働者・国民の期待に応える労働組合運動の役割はきわめて大きく、私たちに課せられた責任は重大です。

 こういう時期にJMITUが結成されることは、時宜にかなった社会的意義をもつものと確信します。日本社会は、労働者の要求実現にまっすぐに挑戦し、国民的課題に応える労働組合運動の発展を強く要請しています。とりわけ民間基幹産業である金属・製造・情報・通信関連産業において、まともな労働組合を強く大きくし影響力を拡大することは、きわめて重要な意味を持っています。JMITUは、全労連、地方労連と密接な連携を強め、組織を金属・製造・情報・通信関連産業に大きく広げて、強大な労働組合をめざして前進を始めます。JMITUは、要求実現をめざす運動と組織の基本を「職場にたたかう砦を」、「地域に共闘を」、「全国統一闘争の発展」に置いてたたかいます。

  JMITUは、職場を基礎に団結を強め、労働基本権を行使し、雇用形態にかかわらず職場に働くすべての労働者の要求実現のためにたたかいます。JMITUは、すべての労働者のくらしと雇用をまもるために、「合理化」攻撃に反対し労働者保護法制の確立、未組織労働者の組織化のためにたたかいます。

 JMITUは、日本の憲法と平和・民主主義をまもり確立するためにたたかいます。

 JMITUは、資本・政党からの独立、一致する要求での統一行動の原則に立って、労働組合運動の前進と統一をはかります。

 JMITUは、グローバル経済に立ち向かい、国際連帯を強化してたたかいます。

  当面する16春闘を要求実現めざし全力でたたかい、夏の参議院選挙、場合によっては衆参同時選挙も予想されるなか、「戦争法」廃止のための「野党は共闘」の運動を強めます。労働者・国民の要求実現めざす全国の仲間と連帯してたたかう決意を表明し、JMITU結成宣言とします。

JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)結成大会