2015年秋季闘争第1回団交を開催。「秋季闘争要求の解説書」に沿って主旨を説明。会社代理人(弁護士)は、「よく理解できました。次回団交(10月13日)で回答します。」

<この団交での到達点>

2015年9月29日(火)、秋季闘争第1回団交を開催しました。

「秋季闘争の解説書」に沿って主旨を説明しました。会社代理人(弁護士)は「よく理解できました」とコメント、次回団交(10月13日)に回答することを確約しました。

<この団交での問題点>

団交の冒頭で、会社の団交担当取締役が「(JMIU支部の)要求書を開封します」と言って、9月15日に提出した要求書などの文書を初めて見ました。JMIU支部はただちに以下のように抗議し、善処を要求しました。

「会社の都合で29日に団交を延期することは、やむを得ないとして了承しました。しかし、要求書は予定通り15日に提出しました。それにもかかわらず、今日(9/29)まで要求書などを開封せずに、事前に検討もしていないことは極めて問題です。驚いた。全く失礼な対応です。このような事は今後は無いようにしていただきたい。」

労働組合がいつ要求書を提出するのかは、労働組合の専権事項です。会社が指図する事項ではありません。労働組合の要求書の受理を会社が拒否すれば、それは明確な不当労働行為です。今回は会社の都合で9月15日の団交が29日に延期されたのですが、当然のことながら、要求日まで延期に同意したのではありません。

しかも、今回は「秋季闘争の解説書」を添付して、29日の団交まで要求内容と背景・主旨について会社が検討できるような配慮もしました。質問事項などを整理して会社が団交に臨むのが、当然のことであると考えます。それが和解の際に東京都労働委員会が求めた「労使関係の正常化」ではないでしょうか。

次回団交で誠意ある回答を求めると同時に、労使関係の正常化・再構築を強く求めるものです。